外国株式オプション取引【奨励取引2選】

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 オプション取引は、大きく分けて4種類ありますが、当社が推奨する取引は2選です。リスクを最小にしたいので2選にしました。具体例での説明します。日付、金額等は架空です。

目次

プット・オプション1

注文

用語での具体例(銘柄はA社:現在の株価は1株260ドル)

  • 満期日・・・令和5年11月1日
  • 権利行使価格・・・1株 200ドル
  • プレミアム価格・・・1株 5.0ドル
  • 注文有効期限・・・無制限
  • 行使スタイル・・・アメリカン
  • 取引単位・・・100株

 この取引を順に説明します。

 A社株が令和5年11月1日までに1株200ドルに下がったら1株200ドルで100株の購入を約束しますので、500ドルのプレミアムを今くださいね・・・・という注文を出すことになります。当社推奨のプット・オプションは、現在の株価より低い価格を権利行使価格にします。注文有効期限は無期限なので、満期日までに約定すればプレミアムが入金されます。なお、注文有効期限は指定できます。

約定

  • 注文がとおる・・・約定され入金されます。また、この時に証券会社への手数料を支払います。建玉管理になります。
  • 注文がとおらない・・・なにもおこりません。手数料も支払いません。この注文は終了です。

建玉

 ここから、満期日までの株価の動向が気になりますが、気にしないで下さい。といっても気になりますよね。それでは、株価でどうなるのか順に説明します。

  • 11月1日前に、株価が急落、1株190ドルになった場合・・・・行使スタイルがアメリカンなので即、権利行使されることもあります。権利行使されるというこは、20,000ドルでA社株を購入するということです。しかしながら、実際は満期日まで権利行使されない場合が多いです。また、権利行使しない場合もありますので、満期日まで様子見です。ちなみに行使スタイルがヨーロピアンであれば満期日に行使されるか否かになります。証券会社によりスタイルは違います。今回は、満期日になっても権利行使はありませんでしたのでプレミアムは利益確定です。
  • 株価上昇し、11月1日までに常に260~280ドルだった場合・・・株の購入はありません。プレミアムは返却しません。プレミアムの利益確定です。

プット・オプション2

 プット・オプション1の建玉①で権利行使された場合・・・・自動的に20,000ドルで株を購入します。プレミアムの返金はありません。

カバード・コール

 プット・オプション2で購入した株を使ってのオプション取引です。まずは具体例(注文日の株価は1株195ドル)とします。

  • 満期日・・・令和6年1月31日
  • 権利行使価格・・・1株 250ドル
  • プレミアム価格・・・1株 10.0ドル
  • 注文有効期限・・・無制限
  • 行使スタイル・・・アメリカン
  • 取引単位・・・100株

この取引を順に説明します。

 令和6年1月31日までに、株価が1株250ドルになったら1株250ドルで100株売りますからプレミアム1,000ドルを今くださいね・・・・という注文です。当社推奨のカバード・コールは、取得株価よりも高く権利行使価格にすることになります。そうすることにより売却しても譲渡益が発生するので損はしません。参考ですが、注文時の株価が195ドルなので、(200-195)×100=500ドルの含み損があります。現物株があるので繰り返しカバード・コールできるのは強みです。

約定

  • 注文がとおる・・・プレミアム1,000ドル入金されます。手数料も発生します。
  • 注文がとおらない・・・なにもおこりません。手数料も支払いません。現物株も残ります。

建玉

 ここから、満期日までの株価の動向が気になりますが、気にしないで下さい。といっても気になりますよね。それでは、株価でどうなるのか順に説明します。

  • 令和6年1月31日までに株価下落し続け150ドルになりました。権利行使はありません。プレミアムは返金しません。権利行使がありえない理由は、買い手がほしいのであれば市場で購入する方が安価です。
  • 株価上昇、250ドル超えました。権利行使は想定されますが満期日まで待ちます。オプションの買い手の判断に委ねられます。権利行使の有無に関係なくプレミアムは返金しません。権利行使がはっきりしない理由は、250ドルで購入して即売却するケースがあります。その時に売却益が見込まれるのであれば権利行使するでしょう。見込まれない場合は、プレミアムのみ損をしたことになります。

まとめ

  • 「安く買って高く売る」が基本です。
  • 満期日と権利行使価格によってプレミアムの額は違います。
  • 含み損があっても安易に損切りしない。
  • プレミアムをいただく側の戦略なのでリスクは減らせます。
  • オプション取引になれてくるとカバード・コールの説明の買い手側(コール・オプション)戦略もいいと思いますが、プレミアムを支払うだけだとリスクになります。
  • 今回の説明は、プット・オプションで購入した株をカバード・コールしましたが、成行で100株購入しカバード・コールする戦略もありです。(プット・オプション成立しない場合もあります。)
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